物語の幕開けは主人公ハルの幼い頃の記憶から。親友レイと両家族を交えた折角のキャンプの日、歌手の仕事で来られない母親と酒に飲んだくれる父に落ち込むハル。そんなハルの手を引いて森に行こうと誘うレイもまた、過保護すぎる両親にいつも逆らえずにいた。やがて森で迷ってしまった二人。彷徨っているうちに見つけた『ゆめの倉庫』でハルの大好きな『ゆめのひかり』を歌っていたが、楽しい時間もつかの間、レイの両親が迎えにきてハルはひとり倉庫に置き去りにされてしまう。まだ優しかったころの母親を思い描きつつ孤独の中、歌い続けるハルから心の光が消えていった…